これらの症状は
顎関節症かもしれません
以下のような症状があれば、顎関節症の可能性があります。顎関節症は、あごの周りに起こる不調の総称です。歯ぎしりや食いしばり、噛み合わせの不具合など、原因にはさまざまなものがあります。
- 「物を噛んだときに音が鳴る」
- 「口が開けづらい」
- 「口を動かすとあごが痛い」
水戸市の歯医者「大澤一茂歯科医院」では、噛み合わせを重視した顎関節症の治療を行っています。
顎関節症を
引き起こす原因とは
顎関節症が起こる原因として考えられるのは、神経系の異常、外傷、心理的なもの、噛み合わせの異常などさまざまです。最も一般的な原因とされるのは、歯ぎしりや食いしばりだと考えられています。日中に食いしばりのクセがある場合はそれをご理解いただき、クセを改善するように指導しています。
シーラシステムを
取り入れた
顎関節症の治療
頭は7~10kgのボウリングの球と同じくらいの重量があります。あごの関節は、こうした重たい頭と胴体をつないで支える重要な部分です。そのため、顎関節は姿勢を左右する要素であり、歯並びや噛み合わせによって絶妙なバランスが保たれています。当院では、顎関節症の治療にシーラシステムを取り入れています。
身体の中心線(正中)を基準にして、機能的で美しい噛み合わせをつくるシステムです。理想的な左右対称の噛み合わせをつくりだせば、顎関節も整って身体の重心のバランスや姿勢も良くなっていきます。
術前の診査・診断で
適切な治療を
顎関節症はⅠ~Ⅴ型に分類されます。術前の診査・診断により、顎関節症の状態を見極め、患者さま一人ひとりにあった治療を行います。
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顎関節症Ⅰ型
咀嚼筋の障害を主な徴候とする顎関節症です。頬やこめかみにある筋肉にだけ痛みがあります。
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顎関節症Ⅱ型
関節包や靭帯に障害がある顎関節症です。これらの部位に慢性外傷性病変があります。
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顎関節症Ⅲ型
関節円板に異常が見られる顎関節症です。関節雑音が聞こえやすく、痛みは弱い傾向にあります。
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顎関節症Ⅳ型
変形性関節症によって引き起こされた顎関節症です。重度の場合はレントゲンでも異常が明らかに見られます。
症状に合わせた
顎関節症治療を
顎関節症の原因がさまざまあるように、治療法も複数あります。対症療法としては、関節痛がある場合は安静を指示し、鈍痛が強いようであれば、非ステロイド系の消炎鎮痛薬の投与を行います。筋痛がある場合は、大開口による筋ストレッチや、マッサージにより筋肉をほぐします。慢性筋痛または広範囲の筋痛、痛み・神経過敏については、三環系抗うつ薬の使用が効果的な場合もあります。
ご自身でできるストレッチとしては、人差し指から薬指までの3本を縦にして口に入れ、筋肉のつっぱりを感じながら5秒間キープするのが効果的です。
就寝中の歯ぎしりは
マウスピースで改善を
顎関節症の原因となる睡眠中の歯ぎしりは、意識してもやめられるものではありません。当院では、関節への負荷を軽減させる目的でスプリント(マウスピース)を用いています。就寝中に装着してもらい、あごのズレを修正しながら関節への負担を軽減していきます。